問題番号:1-4-23214(一級建築士|構造|基礎構造)
質問
直接基礎の擁壁において,土圧や水圧等の水平力に対する抵抗力は,一般に,「基礎底面の摩擦力又は粘着力」と「基礎根入れ部分の受働土圧」との合計とする.
解説
答え:×
直接基礎の擁壁の土圧や水圧等の水平力による滑動に対する抵抗力は,一般に擁壁前面の受働土圧は基礎の根入れが特に深いなどの特別の場合以外は考慮しない.これは,受働土圧が有効に作用するのは変形が相当進んだあとであること,さらに擁壁前面の土が基礎工事の根切りの際に乱されることが多いなどのためである.したがって,直接基礎の擁壁において,土圧や水圧等の水平力に対する抵抗力は,砂質土地盤の場合はフーチング底面の摩擦力(粘着力は無視する),粘性土地盤の場合は粘着力(摩擦力は無視する)のみによるものとする.よって誤り.(こ
直接基礎の擁壁の土圧や水圧等の水平力による滑動に対する抵抗力は,一般に擁壁前面の受働土圧は基礎の根入れが特に深いなどの特別の場合以外は考慮しない.これは,受働土圧が有効に作用するのは変形が相当進んだあとであること,さらに擁壁前面の土が基礎工事の根切りの際に乱されることが多いなどのためである.したがって,直接基礎の擁壁において,土圧や水圧等の水平力に対する抵抗力は,砂質土地盤の場合はフーチング底面の摩擦力(粘着力は無視する),粘性土地盤の場合は粘着力(摩擦力は無視する)のみによるものとする.よって誤り.(こ